いまいちばん好きなコメディアン、ウィル・フェレル主演「俺たちニュースキャスター」の続編。
舞台は80年代。地方局をクビになったワケありキャスターたちが、NYCで24時間制のニュース局立ち上げ(CNNが元ネタ)にかかわることになり、業界の常識をつぎつぎとくつがえしていきます。
とにかく、最初から最後まで、人種差別、性差別、障害者差別ギャグのオンパレード。不快に感じるかたもおられるかもしれません。
しかし逆に、ここまで社会のタブーを徹底して笑いとばす姿勢には、ある種のインテリジェンスを感じざるをえません。
ひとつだけ言えるのは、世の中の空気をキョロキョロ気にしてばかりいる日本社会では、こういう映画はけっして作れないだろうということです。