松原慶太

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマーの松原慶太のレビュー・感想・評価

3.5
アマプラに入っていたので初めて観た。ラムやあたるやクラスメイトの面々が、文化祭前日の一日から抜け出せなくなる、一種のタイムループもの。

作画が雑なので見ていてイヤになりそうだったが、しだいにストーリーの面白さに引き込まれる。

押井守は「攻殻機動隊」や「パトレイバー」のほうが好きで、ジャンル的にこういう思弁的なSFはあまり好きではないのだが、もともと「うる星」の原作もアニメもよく知らないので、抵抗はなかった。

ときおり挟まる、メガネの全共闘世代的なナレーションが個人的にツボだった。

ただ本作をいまみて大傑作と評価できるかというと、それほどではない。当時としてはよく考えられていると思う。
松原慶太

松原慶太