このレビューはネタバレを含みます
雪山ゾンビ映画「処刑山」の続編!
ナチスゾンビに襲われ、右腕を失いながらも逃げ延びた青年・マーティン。今作ではなんか体格のいいハゲになってて驚く。
前作ラスト、車に乗って、ナチゾンビ大佐・ヘルツォークから逃げる途中で、事故に遭ったマーティン。目が覚めたら病院にいた。そして、なんか肌色の違う右腕が生えていました。
マーティン「なんか右腕生えてんですけど」
医師「助手席に腕落ちてたから移植しといたよ(ニッコリ)」
哀れなりマーティン。ヤブ医者のせいで、事故ったときに千切れたヘルツォーク大佐の腕を移植されてしまう。この腕が、えげつないくらい強い。腕だけひとり歩き?して好き放題。その力を借りつつ、マーティンはあっさりと病院から脱出。
一方、どっかから他人の腕を拾ってきて、ナチゾンビ医者に付けてもらったヘルツォーク大佐。前作から引き継いで登場のアインザッツ隊員に加え、戦車隊、その辺にいた一般人ゾンビを仲間に引き入れ、マーティンに復讐をするため街を襲う計画を立てる。
それを知ったマーティンは、右腕に宿る「死者を蘇らせる力」を使って、ナチスに恨みを持つであろう、旧ソビエト連合軍を呼び覚ましてナチス軍と全面戦争に入る!!
なんてお馬鹿な映画なんだろう、好きよ。
前作から引き継いで登場のアインザッツ隊は、衣替えして迷彩服になってたね。似合うよ〜可愛いよ〜!
細かいここ好きポイントは、追い詰められた大佐を、アインザッツ隊の部下が後ろから助けてくれるところ。ゾンビなのに一定の忠誠心と仲間意識があるところが好き。
そしてやはりと言うか、後半のゾンビ大戦争シーンは盛り上がったなぁ。前作ではあまり動かなかった大佐の肉弾戦が見られる!
ソビエト野郎に殴られまくる大佐の姿や、無惨にも捻り潰されるアインザッツ隊の姿に涙が出てくる。前作から観てると、ナチゾンビ側に愛着が湧いてしまってダメだ……
ボコボコにされつつも、仲間パワーで起死回生の大逆転を遂げた大佐は素敵だったよ!
スプラッターコメディってあんまり観ないけど、なんか楽しく観られてよかった。腸を使った様々な演出、凝ってて好きよ。
日本語版も字幕もないんで、実質無声映画として観てたけど、フィーリングでなんとかなった。
P.Sメイキングが某動画サイトに上がってましたが、大佐が可愛いのでオヌヌメです