【レビュー】
最高スコアを叩き出した次のレビューで、最低スコア記録更新レビューを出すという、何とも皮肉なことになってしまいました…(´⊙ω⊙`)
通常は中々使わないであろうタイプの音楽を世界観に合わせて上手く活用しているのは印象的だったが、それ以外にあまり魅力を感じられなかった。
実話ベースを売りにしているのであれば、通常のフィクション作品とは違う、“それ特有”の焦燥感や緊張感を齎すべきだと思うし、脚色すべきだと思うが、あまりそれも感じられず、かといって未解決事件のため思うように終着点も見当たらないし、この様な映画に仕立て上げられて、実際の事件の被害者遺族の方々が憤慨しているのではないかとさえ思ってしまう。
個人的には、この作品がフィクションならもう少しスコアは上がったのだと思うけれど、実際の事件ベースというところで上手くそれを活用していないことに気分が下がってしまいました。実話で、しかも“この様なタイプ”の作品なら犯人の動機やバックボーンは薄くても問題無いし、そこにあまり凝る必要もないと思うので、その点を有耶無耶にされた感もあるし、何より終着点が無いのが気掛かり。
つまり、原作ファンが映画化やドラマ化の際に「原作のリスペクトが足りなぁぁああーい！」と言ったりするのと同じ様に、「実話リスペクトが足りなぁぁああーい！！」なのです……以上！！
【p.s.】
少し前に観たのですが、あまり記憶にも残らないほど合わないし、出来ることなら会いたくない作品でした。
何故自分自身この作品をTSUTAYAでハンティングしてきてしまったのか…そんな洒落しか言えません。(好きな方はごめんなさい🙏)
【映画情報】
上映時間：90分
2016年 アメリカ🇺🇸／監督・脚本 ミッキー・キーティング／キャスト アシュリー・ベル／パット・ヒーリー／アメリカで発生した実際の事件を基に、人里離れた荒野で殺人ゲームに興じるガスマスク姿のシリアルキラーの恐怖を描くサバイバルスリラー作品。
