好きになった人は世界を変える力を手に入れようとしていた。それはこの作風には似合わないほど重々しいモチーフで。
異国の地でストーキングする主人公、とゆうヘンテコな物語が一気に転調する終盤、なんだこの話は。
世界を自分の望む姿に変える力がほしい。
誰しもが、そう思うのかも知れない。そのために一歩踏み出す。新しい世界を見るために。彼女たちは一歩踏み出した。
それはもちろんあっちゃんとリンクする。
彼女は最後に力を手に入れるけど、踏み潰した。だって世界なんて簡単に変わるから。見方さえ変えれば世界は変わるから。
ものの価値だって変わる、人の裏の顔も分かる、物語の別の側面も見える。
こんなぶっとんだプロモーションがあっても良い。いきなり歌っても良い。
