ごめんな祭🙏世間の好評価ほど、、、シリーズ①
良い映画だと思うよ。雰囲気もいいし、見てハッピーになれる。
ただよくも悪くもライトな映画だなって、
もう使い尽くされた感のあるタイムスリップものにちょっと工夫していた点は面白かった。
映画の序盤、父親がティムに
「うちの男性はタイムトラベルの能力がある」と告げられる。
驚くティムは、父親に
「父さんはその能力を何に使っているの?」と問う。
それに対して父は、
「もう一度読書をしている。」と答える。
ここで、ティム本人も観客も
「??、、」と一瞬なる。
「そんなすごい能力を読書に?」
そう、なんです。
父親はほとんどその能力を使っていないということなんだ。
つまり、この映画のテーマは
「タイムトラベルを使わない幸せ」になのだと思う。
これはありそうでなかった新しい視点。
なんだけど、ここが、肝心のここが僕にはもう一つ説得力がなかったなあ、
この説明には、ネタバレがあるので、後述することにして、
多くの人が多分好きになっただろう、本作の良いところ。
主役の二人を含め、人物がとても好感が持てる描き方をしている点。
この家族もなかなかいいよね。
それぞれか個性的なのに、そして世間的に言ったら欠点が多い人たちなんだろうけど、家族としての繋がりをとても大切にしている。
この監督さんの代表作「ラブアクチュアリー」もたくさんの人物を個性的にしかもイキイキと描いていた名作だけど、そーゆーところが本作も愛されている理由なんだろうと思う。
特にレイチェル・マクアダムスは超美人ではないけど、こーゆー女性と結婚したいなって思える女の子だね。
で、ネタバレも含めて、ちょいと、、だったところ。
最終盤に何気ない日常をもう一度タイムトラベルして振り返ってみよ、という父の遺言がある。
そこで日常の一コマが再度描かれ、ティムの表情が、行動が全く異なる。
ティム自身のセリフでもそれが直接語られ、テーマがより鮮明に、分かりやすく、、ていねいに、、、?語られるんだけど、
でも、それにしては、結構な場面で、彼は能力使ってきたし、それを楽しく私たちも見てきたんだけどなって、ちょっと当たり前の日常って言われてもなあ、思っちゃうんだ。
これが使える回数の制限とか、使うことでのリスクとかがないと、物語としての縛りがなくなってしまい、最終盤に、もわっとした感情が残っちゃう。
キットカットはとてといいキャラだし、救われて嬉しいけど、それができるなら、って、その分全体の感動は薄まると思うんだけど。