「手巻きの腕時計で永遠は計れない」
ところどころで使われるピアノのメロディがキリンジのドリフターに似てて、ずっとこの歌詞を思い出してた。
やりなおしの効く人生。
それで手に入れた最愛の人と優しさ。
やりなおせても永遠には繰り返さない。せない。
日常を2回繰り返すことで気づく人生の素晴らしさ。
そして1回しか体験したくない不安で悲しい出来事。
やりなおしも効かない、タイムトラベルもできない自分ができることは何だろう。
2回目の余裕を持って日々の素晴らしさに気づくことはきっと教養や想像力で。
1回目の不安についてはサルトルの
“不安は自由の証明”
ということを思い出した。
未体験の出来事や感情に触れたときに不安に襲われるけど、そこから先はどこまでも自分で決められる自由がある。
タイムトラベルもののやりなおしの効く陳腐さはなくて、良い映画でした。
人生を生きることの美しさが伝わってきた。
あとローリーめっちゃ好き。全力不器用。
教本スピーチの朗読も時が経てばすごく良い思い出になる気がする。