電気羊

ローン・サバイバーの電気羊のレビュー・感想・評価

ローン・サバイバー(2013年製作の映画)
3.8
実際に、タリバン幹部暗殺のため、アメリカ海兵隊の精鋭4名がアフガニスタン山中に送り込まれ、たった一人だけ生還できた「レッド・ウイング作戦」の映画化作品。

山中で潜伏中、たまたま山に来ていた羊飼いの老人、息子、孫と遭遇してしまう。
羊飼いを逃がせば、たちまちタリバンに囲まれ自分たちの命が危うくなりミッションも失敗する。
海兵隊の選択は、羊飼いを殺し任務を続行するか、羊飼いを逃がし潜伏場所を移動するかに絞られた。

海兵隊員は羊飼いたちを逃がすことを選択した結果、数時間後にはゾンビのようにわらわらと現れた200を超えるタリバン兵士の銃撃を受け、4人は瀕死の状況に陥る
徐々に負傷していく海兵隊員たちの緊張感がスゴイ。
これは、まるでブラックホークダウンやん!

一人、また一人と絶命していく海兵隊員。タリバンに追われる唯一の生き残りは、なぜかアフガニスタンの村人に助けられ村へ匿われる。

村人たちは、2000年にも及ぶ村の掟「パシュトゥーンの掟」(いかなる代償が伴おうと敵から逃げる者を守り抜け)に従い、海兵隊を助けたのだ。
その頃、タリバンは探索の範囲を広げ、ついに村に到着。海兵隊を見つけ出す。タリバンに殺されそうになった瞬間、タリバンに屈しない武装した村人がタリバンと対峙。海兵隊は一命を取りとめる。

武装村人に一旦は追い返されたタリバンだったが、今度は仲間を引き連れ海兵隊を殺しに村へ襲撃してくる。
武装村人とタリバンの熾烈な銃撃戦とるが、その頃、米軍の海兵隊も村人から海兵隊員を匿っているという連絡を受け、武装ヘリ=アパッチで救助に向かう。
アパッチのミサイル、ガトリング銃の猛攻を受け蹴散らされるタリバン。瀕死の海兵隊員はようやく救助されたのだった。

俺なら羊飼いの口封じをするかな。
わからんけど。たぶん海兵隊員たちは羊飼いを逃がしたことを後悔したんじゃないかな。
俺は死ぬとき後悔したくない。戦争だから例え相手の命に代えても自分は死にたくないよね。
電気羊

電気羊