寄生獣後編のレビューします。
探偵が何故かジャーナリストに変更、更に何故か依頼主の田宮に恋心まで抱く始末。節穴過ぎw
記憶違いかも知れないが、原作では人間以外の食べ物を食べてそれに慣れ、人間を食べないようにするって動きは無かったと思う。これは映画の新要素なのかも。それを田宮に言わせる事により、田宮が敵じゃない事もアピール。実にフェア。
表情豊かだった主人公が母親の一件で、感情が非常に乏しくなる様、それを心配するヒロインの縮図。
非常に上手い。
この実写版は、母って存在にテーマを置いているのだろう。シンイチの父親が丸ごとカットされていたり、ジャーナリストの妻が初めから他界していたり、徹底している。
原作でも、シンイチにとって母という存在が大きな存在であり、カタルシスを生む要素だし、同時に寄生獣とは何か?という一つの解釈(答え)が生まれる。
それにしても、深津絵里さん素晴らしい。作品全体を引き締め、引っ張った立役者と言っても良いと思う。拍手を送りたい。
後藤と軍隊との戦いのスケールと場面の長さが少し残念。
あのシーンは、後藤の無敵さ、戦闘に対する天賦の才が発揮する印象的なシーンだっただけに残念。
終盤、ヒロインを入れる事により、ヒロインを守る為に後藤と戦う主人公。
この辺は、原作ファンからすれば評価が分かれそうではある。
個人的には、やはり原作のミギーの仇討ちにナタ一つで戦いを挑むシンイチが好きかなぁ。
全体的な感想として、ここまで原作に対する愛を感じた映画は無かった。
多少設定が違う部分はあれど、作品に込められたメッセージもちゃんと具現化されていて良かった。
そして、最後に
橋本愛可愛い!!