『馬鹿だから搾取される』という言葉が嫌い。
それを自分への戒めとして心に留めておくのはいいけど、搾取する側に回るために小悪党に成り下がるのは醜い。
そんな『搾取される馬鹿』であるはずの2人が化学反応を起こしてポルノ映画によって大きく人生が変わるお話。
「マズイことになる」
「もうとっくになってるでしょ」
このやりとりの後のアマンダ・セイフライドの顔がいい！
冗談めかした会話の中でふと立ち止まって、搾取された自分の人生に気付く瞬間がハッキリと伝わってくる。
少なくとも彼女にとってポルノ女優という仕事や自身の人生は、搾取され消費されるという感覚のものだったのかもしれない。
それでも立ち上がり、似たような境遇の女性に味方する彼女を馬鹿とは言いたくない。
