ポスターから怖すぎるんだけど、幽霊系じゃなくて人間の怖さだった。
犯罪率が上がり過ぎた結果、1年に一度だけ合法的に犯罪が罰せられない日ができた。そんな設定もう怖すぎる。
自分の身は自分で守らないといけない。
普通に生きていると、どんなにムカつく相手や恨んでいる相手であっても、やっぱり理性が働いては落ち着き、結局周りのことを考えながら過ごすよう意識的に動いている。
それが、犯罪合法日があることによって一気に壊される恐ろしさたるや。
実は普段この人のことが嫌いでたまらなかった。それを発散できる日でもある。
自分は平和に生きていると思っていたとしても、殺されるかもしれない。
そんなことを考えたら、私自身誰のことも信じられず、人を助ける行為さえできなくなってしまうと思う。
主役の家族がどうにかして家族を守ろうとする姿が良い。
そして息子くんの行動がイラっともしたりするんだけれど、こういう時にでも人を助けたいという素直な行動に移せるのはまだピュアな気持ちを持っているからなのかな。大人になればなるほど、人を疑うということを覚えるから、誰のことも信じない。自分や自分が守るべきもののためなら周りが犠牲になったとしても見て見ぬ振りだってできるようになってしまうんだろうなぁ。
とりあえず、現実に起きてほしくはない。