あまり高くないレビューの採点から、ハードルをやや低めに設定したこともあってか、なかなか愉しめました。
ドンパチドンパチの銃撃戦は隣の部屋から苦情が来やしないかと心配になるほどの迫力だし、終盤の漢気が滲み出るやりとりも◯。そして振りきたった暴力性も韓国映画らしさの条件を満たしています。
ただ、注文が付く部分もちらほら。
作中で、英語は止めろ！ってキム・ヒウォンが言ってるんですが、まさに同感。度々ファックッとかファッキン‼︎って叫ぶんですけど、すごく浅い。サミュエルLジャクソンのそれとは雲泥の差で、そんな過ぎた演出が純度を薄めてしまった観は否めません。
あと、ラストはエレベーターのシーンで終わって良かったのではないか。それなら数多くあるエレベーター名シーンの上位にランクインだし、後味も印象的であったと思う。
あ、トレーラーが車をぺしゃんこにするシーンとキム・ヒウォンの殺され方、死に方は満点です‼︎
