あまのうずめ

イコライザーのあまのうずめのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
3.6
ホームセンターで働くマッコールは毎日眠れずに24時間営業のダイナーにティーバッグ持参で行き“老人と海”を読んでいる。そこで少女と本の話を何度かした後日、少女は本名はアリーナと自己紹介し自分のCDを渡す。マッコールはボブだと名乗った。ある日彼女が売春のため車に無理矢理乗せられるのを目撃する。


▶︎元CIAの凄腕諜報員の設定でデンゼル・ワシントンが巨大犯罪集団を駆逐していくクライムアクション。『トレーニングデイ』('01)でも組んだアントワーン・フークアが監督。

売春の大元を殺害したことからロシアンマフィアのボスをも倒して行く展開に、まあそうなるよねと思いつつも、マッコールの兵器制作の知識・技術も含めムダのない動きで俊速に悪人を仕留めて行く様が見事でホレボレしてしまった。

その動物的な眼の動きで殺害にかかる秒数を言ってしまう辺りからも、マッコールのそれまで培った経験が推し計れる。

マジックタイムと闇の撮影も印象的で、照明の良い仕事ぶりも窺えるほか、カメラマンも良く動きに対応していて凄いと思った。

“死ぬまでに読むべき100冊の本”のリストも気になってしまった。
デンゼル・ワシントンの魅力を存分に発揮している作品。

WOWOWの『イコライザー THE FINAL』放送記念特集にて、1作目から鑑賞した。