マーチ

イコライザーのマーチのレビュー・感想・評価

イコライザー(2014年製作の映画)
4.7
【省略レビュー🔨】

お決まりの展開ではありつつも、その定型の概念を覆す興奮とカタルシスがあるのが今作であり、「ナメてた相手が殺人マシンでした」モノをジャンルとして確立させた記念碑的傑作でもあると個人的には思っています!

私は今作のことが好きすぎて年3、4回の割合で観ているのですが(笑)、やっぱり何が良いってマッコールさんの人情味ですよね!!
同僚の夢を応援し、夢破れた少女の未来を救う彼の姿に胸が熱くなることは必至ですし、周りの人々が理不尽な状況に陥っていれば裏で過剰な暴力によって悪を滅し、不正を正すことで真っ当に生きている人たちが一歩先の未来を安心して過ごせるような状況を整えてくれるマッコールさんは最高にイカした闇の仕置人!

また、一見無駄のようで実は今作で最も味わい深い部分である冒頭の緩やかなマッコールさんの日常生活描写が個人的には大好きで、本についてのクロエとの会話とかたまらないし、そもそも読書好きに悪い奴はいないので冒頭で一気にマッコールさんの人柄の良さを示すことで観客をマッコールさんの虜にするんですよね、本からの引用もスマートだし、「完璧よりも前進」をはじめとしたマッコールさん語録もハッとさせられるものが多くて印象的でした。

敵の非情さもマッコールさんと対を成し、最後のホームセンターをバトルフィールドとしたDIYバトルを盛り立てていて良かったです。この手の作品は敵が強くないと成り立たないので、そういう意味ではかなり充実したキャラ設定の施された作品なのではないかと思います。

デンゼル・ワシントンがマッコールさんを演じているからこそ、ここまで面白い作品になったんだと思いますし、信頼しているフークア監督との息の合った撮影過程あってこそ完成した「ナメてた相手が殺人マシンでした」モノの金字塔的作品です!!

まだ観ていない方は続編公開のこの機会に是非ご覧ください〜♪


【p.s.📚】
忙しくてレビューをしっかり書く機会が無いので短めに今年観た作品のレビューを投稿しています。
暇があれば正式なレビューと入れ替えますが、きっとそんな瞬間は訪れないでしょう。
だって、私ですからね。
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