こんなに悲しくて胸が詰まる映画はそうそう記憶に無い。
とても辛い。だけどとても美しい映画だった。邦題からは想像つかない重たい話。
ゲイのカップルが育児放棄されたダウン症の子供の監督権を得ようと奮闘する話。
少し、「万引き家族」を思い出す。
マルコの笑顔が超可愛いんだよな。癒される。
ルディとポールはただこの笑顔を守りたかっただけなのに。幸せに暮らしていきたかっただけなのに。
差別や偏見や無理解から人々を守るために法律はあるはずなのに、描かれた結末は法律の敗北だった。
どうして同性愛者ってだけでこんなに不当な扱いを受けなくちゃいけないんだろう?本当に不思議。
ドラマの舞台は1979年。そんなに昔の話じゃない。
ラストシーンでルディが歌う曲のタイトルでもある、Any day now(いつの日か)という原題が胸を打つ。