りんごチャン

フルートベール駅でのりんごチャンのレビュー・感想・評価

フルートベール駅で(2013年製作の映画)
3.8
冒頭から当時撮影された事件の様子が流される。生々しい命令と釈明の応戦のあと重い発砲音。その発砲音の被害者となったオスカーの最後の1日を描いた作品。結果的にあの場所に行かせてしまった母親の気持ちを思うと胸が張り裂けそうだった。最初に事件の映像を観たので、彼のひとつひとつの言葉や行動が全て最後だと思いながら観るのは辛いものがあった。アメリカの嫌な一面を直視する作品。