あちゃみ

プリズナーズのあちゃみのネタバレレビュー・内容・結末

プリズナーズ(2013年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
長いけど割とだらけず、拷問シーンは飛ばし飛ばしで、、
序盤鹿を撃つシーンから、アングルが反対になる。こことキャンピングカーのシーン。見る側と見られる側、狙う側と狙われる側が逆転するようなカメラワークが良い。
ロキが干支の話してたから西洋にもあるのか?!って驚いたけどやっぱ東洋の文化の話ね。名前もイタズラ神様だし異教徒の象徴であるロキ。事件の解決のために奔走するんだけど先に犯人に辿り着くのは父親ケラー。信仰心の強いケラーと異教徒のロキ2人で解決出来るのが良いな〜
息子くんは13の理由の子か〜

面白かったけど気になるとこがいろいろと。

①アレックスの知能が10歳程度しかない理由は?
麻薬ジュースの飲み過ぎ?ホリーの話ではヘビのショック?
散歩の時に飼い犬を虐待するような描写やとっさにガラスで逃げようとするところも意思や知能もありそうで不思議。
②アレックスが拷問されても何も喋らないのはなぜなのか?
子供たちの誘拐の片棒を担がされていた罪悪感なのか、ホリーへの恐怖なのか。
それにしても怪しすぎる〜私でもあんたが犯人と思うわ
③容疑者となったアレックスが身元を調べられても誘拐被害者とわからなかったのはなぜか?
ホリーの妹?夫婦が交通事故でなくなり、その息子(本物アレックス)を養子にするも事故か故意に殺害?で亡くなり同じ年頃の男の子を誘拐した?今アレックスの話ではもとのアレックスとも知り合いみたいだったけどどうなんだろう。そうなると妹夫婦も子供ほしさのために事故に見せかけて殺したけどアレックスが懐かなかったとか?
そうじゃないと流石に戸籍とかでバレそう。
④ボブの目的とは?
ボブはまじで謎。迷路を解いて逃れた夫妻の誘拐の被害者だけど精神を病み自分と同じような誘拐された子供の服を盗み血をつけてヘビと閉じ込めるってちょっと宗教色つよすぎて謎。
⑤夫妻の犯行はなぜバレなかった?
大きそうな街でもないし16人も誘拐したらさすがにバレそうだけどな〜キャンピングカーの証拠を消した方法とかももうちょっと教えてほしい。
⑥謎ジュースの中身は?
口ぶり的にヘビの毒を混ぜた意識と体の麻痺の作用がありそうだけど、都合よく記憶なくなるとかあるのかな〜
⑦ロキ、いっつも単独捜査なのなぜ?
はやく応援よんで。アンナ病院つれてくときサイレン鳴らしなよ。
⑧アレックスの拷問場所道沿いすぎでは?
めっちゃ道路沿いでよくバレなかったなと。
案の定ロキに声聞こえてわかったけど。
⑨夫はなぜ懺悔しにいった?
神父のもとに行ったのは罪悪感があった?
でもこれからも殺すって言ってたのはやっぱり神への挑発?
⑩夫が殺されてホリーは探さなかった?
殺されてたことは知らないはずだけど騒げば誘拐がばれると恐れて死んだことにした?


あらすじ
メリカのペンシルベニア州のとある田舎町、工務店を経営するケラー・ドーヴァーは、妻グレイス、息子ラルフ、娘アンナと幸せに暮らしていた。感謝祭の日、一家は家族ぐるみで親しくしている隣家のフランクリン・バーチの家を訪ねた。フランクリンとその妻ナンシー、長女のイライザ、そしてアンナと同じ年頃の次女ジョイは、ケラー一家をもてなし、一緒に感謝祭を祝った。そんな中、突如とアンナとジョイの姿が消えてしまう。必死でケラーたちは二人を探すも見つからない。ラルフは外に止まっていた不審な人の気配のするキャンピングカーのことを話す。雨降る中、ケラーやフランクリンはそのキャンピングカーを探すももう移動したようで見つからない。ケラーは二人がそのキャンピングカーに誘拐されたと思い、すぐに警察に連絡。
その連絡を受けたデビッド・ロキ刑事は、そのキャンピングカーを捜索。その夜、ロキはそのキャンピングカーを見つけ近づいていくと、ロキをひき殺そうと暴走し、林の木にぶつかり止まった。ロキはその車を運転していた青年アレックス・ジョーンズを拘束。警察でアレックスを二人の誘拐犯の容疑者として尋問するも10歳位の知能しかないアレックスは「やってない」と呟き否認した。アレックスは事実上母親代わりの叔母ホリー・ジョーンズと二人暮らし。ロキはホリーの家を訪ね、彼女にアレックスのことを尋ねるもホリーは「やっかいなことはしない子」と言うだけだった。警察はキャンピングカーの中をくまなく調べるも決定的な物的証拠も出てこなかった。ロキは翌日、ケラーの家を訪ね、アレックスの事、キャンピングカーの事を伝え、証拠がないため、アレックスは即釈放することを告げる。しかし,納得のいかないケラーは、ロキに娘たちが見つかるまで、拘束してほしいと無理難題を懇願。署に帰ったロキは、ケラーの熱意を感じ、警部に1日だけでも拘束期間を延ばすことを願い出るも却下。
ロキはアレックス以外に犯人がいると考え捜査を続ける。そして、ロキはかつて性犯罪の前歴を持つパトリック・ダン神父の家を尋ねる。神父は酔いつぶれて倒れていたので彼の家を捜索。すると冷蔵庫の裏に隠されたドアから入る異臭漂う地下室で、ミイラ化した死体を1体見つける。そのミイラは円形迷路のペンダントをしていた。ロキは神父を拘束し、尋問。神父は、死体は自分のもとに懺悔にきた男で、子供を16人誘拐して殺害した男だと言った。神父はその男に「また来い」と言うと、その男は「もっと殺す」と言ったので、自分が殺したと吐露。結局、ミイラ化した死体の身元は謎のままとなる。
ロキが捜査している間に、アレックスは規則通りに釈放。その知らせを聞いたケラーは、アレックスがちょうど警察から釈放されるところに駆けつけマスコミや警察官の制止を振り切り、アレックスに飛びかかり、彼に「あの子たちに何をした!」と訊く。すると、アレックスは小声で「僕がいる間は泣かなかった」と呟いた。ケラーはその言葉を聞き、アレックスが犯人だと確信。取り押さえられたケラーは、ロキにその言葉を伝え、アレックスを即逮捕するように命じ、警察を出て行く。証拠のないアレックスを逮捕できないでいる警察に業を煮やしたケラーは、単身、アレックスを張り込む。そんなある夜、ケラーはアレックスが犬と散歩しながら鼻歌で歌った「ジングルベル」の替え歌を聞き、アレックスが犯人だと確信しました。それは2人の子供たちから聞いていないと知らないはずだからだ。ケラーはアレックスを拉致し空き家となっている刑務官で自殺した父の家に監禁した。ケラーは同じく娘を誘拐されたフランクリンにも協力を求めた。当初、フランクリンはこのような監禁は犯罪なので、協力を拒否。しかし、ケラーの執念と自らの娘を見つけたいという心に負け、ケラーに協力することに。ケラーはアレックスを拷問し、娘の居場所を吐かせようとするも、何もこたえない。
そんなある夜、ケラーの家の周辺で、この誘拐事件の無事解決を祈る人たちがろうそくを持ち寄り集会をしていた。ロキはその集会である不審な男を見つける。その男を尋問しようと近づいて行くと、その男は急に走り出し、逃走。ロキは誘拐犯の容疑者として、その男の似顔絵を公開した。するとあるスーパーマーケットから、よく似た男がいつも子供服を買っていくという通報が寄せられた。
その頃、ケラーは妻グレイスには娘の捜索と嘘をつき、ほとんど家には帰らず、空き家となった実家でアレックスを拷問し続けていた。ある夜、フランクリンは警察が新たな容疑者を見つけたことで、不安になり、妻ナンシーにケラーと共に行っている事を吐露。ナンシーは驚き、ケラーのもとに訪れた。アレックスの顔面は殴られ、血だらけで腫れ上がりナンシーは言葉を失うも彼女はアレックスに娘の居場所を問いかける。その時、アレックスが突然、ガラスを手にナンシーを襲い、逃げようとした。ケラーとフランクリンはアレックスを取り押さえ、事なきを得た。ケラーの憤りは募り、彼は熱湯のシャワーが出る即席の拷問部屋をつくり、その中にアレックスを閉じ込めた。常軌を逸したケラーの行動に、フランクリンは異を唱えるもナンシーは娘を救うためと言い、ケラーの行動を黙認することに。
ある夜のこと、ケラーの家に不審な男(集会でロキから逃げた不審な男)が不法侵入した。ケラーの妻グレイスは娘アンナが帰ってきたものと錯乱状態で家を歩き回るもその男は彼女に発見されることなく、窓から逃げ去る。グレイスはロキに連絡し、アンナが帰ってきたと主張するも睡眠薬に頼っているグレイスの証言をあまり信用していない。ロキは誰かが侵入したと思い、痕跡を調べるため、家の中を捜索。地下室にカセイソーダなど一般家庭には普通ないものが大量に備えてあったことから、「最善を願い、最悪に備えよ」が口癖のケラーに疑念を抱く。ロキはケラーを尾行するもケラーの感づかれる。ロキはケラーのここ最近の行動を訊くもケラーは娘を探しているとしか答えない。未だ犯人を挙げられない警察やロキに、ケラーは感情的になり怒る。そんなケラーにロキは「お嬢さんが帰ったとき、パパとママがいないと」となだめ、二人は別れはり。ケラーは実家に戻り、拷問部屋で熱湯のシャワーをアレックスに浴びせ、拷問。そこにロキがやって来た。新聞記事でケラーの父の実家を知ったロキが調べに来たのだ。ケラーは焦りつつも、ロキに部屋を案内して回る。その最中、ロキにスーパーマーケットからあの似顔絵の不審人物が来たという連絡が入りロキはケラーの家を飛び出し、その人物の車を追跡。
その不審人物はボブ・テイラーという男。ロキはボブを自宅で尋問しようとすると怪しげな行動をとったので、その場で彼を拘束し、家宅捜査。ボブの家でちょうど子供が一人入る大きさの同じコンテナを何個も見つけた。拘束したボブを車に乗せると、その鍵のかかったコンテナを叩き開ける。そこから見つかったのは、何匹もの蛇と血の付いた子供服だった。ただ、最後に開けた1つから迷路クイズを閉じた「迷路をすべて解ければ家に帰れる」というファイルが見つかる。ロキはボブこそが犯人だと思い、彼を署に連行。署にフランクリンとナンシー、そしてケラーを呼び血のついた衣服の写真を見せた。そこには二人の誘拐当時の服があった。ケラーは娘は既に殺されたと思い、ロキに「あんたのせいだ」と言い去る。ロキはボブに二人の遺体が未だ発見されていないので、彼にその遺体の位置を描くように求めた。しかし、ボブは意味不明な言葉を呟きながら、ただ「迷路」を描き続けるばかり。苛立ったロキはボブを問い詰めるもその時、ボブは警官の銃を奪い、頭を撃ち抜き自殺。ロキはふとボブが描いていた「迷路」が、神父の家で見つけたミイラの死体が着けていた「迷路」のペンダントと一緒であることに気づく。しかし、ボブは犯人ではなかった。ボブの家で見つかった血は豚の血で、衣服はケラーとフランクリンの家から盗んだものだったのだ。
一方、ケラーはアレックスを拷問し、ついに「迷路」という言葉を聞き出す。「迷路」という言葉だけで意味が分からないケラーは、アレックスの事実上の親である叔母ホリー・ジョーンズの家を訪ねる。ケラーは、昔ホリーは亡くなった蛇好きの夫とよくキャンピングカーで各地に布教活動に行っていたことぐらいしか情報を得ることができずにホリーの家から発ち去る。ホリー宅を立ち去り家に戻ったケラーは、フランクリンの娘ジョイが無事保護されたという吉報を受けた。病院で衰弱しきっていたジョイに、ケラーとグレイスがアンナの居場所について問うと、ケラーに「おじちゃんもいた」と呟く。ケラーは自身の直近の行動から娘アンナはホリーの家にいると確信し、ホリーの家に急行。ケラーは再度ホリーの家に入ると、ついにホリーが拳銃をケラーに突きつけ、その本性を現す。ホリーは息子を癌で亡くしてから夫と共謀して、これまで数多くの子供を誘拐し殺害していたのだった。アレックスとボブもホリーの被害者だった。それは信心深かった彼らが子供を消しさり、その親から信仰心を奪うという彼らなりの神への挑戦とのこと。ホリーはケラーに毒を飲ませ、彼の片足を撃ち、自由に動けないようにした。ケラーは娘と会いたいため、ホリーの言われるがまま、庭の車の下に掘られた地下の密室に自ら入る。そこに愛娘の姿はなくあったのはケラーが与えた赤いホイッスルだった。
その頃、ロキはケラーが父の実家に行ったものと誤認し、ケラーの実家に踏み込むとそこで監禁されていたアレックスを発見。ロキはアレックスの無事保護を報告するために、ホリーの家へ向かう。ロキはホリーの家に入ると、そこに飾られているホリーの夫の写真に目を奪われる。その夫はあのミイラが着けていた「迷路」のペンダンドをしていた。ロキはあの神父の家で見つかったミイラはホリーの主人だと確信し、ホリーが今回の誘拐事件の真犯人ではないかと推理。
ロキは銃を構え、ホリーを捕らえ尋問するため、家の奥へと静かに歩み、ホリーを探す。そしてアンナに薬物を注射しようとしているホリーを発見。ホリーは尋問に応じるふりをしつつ、振り返り様にロキに発砲。ロキはかすり傷を負いながらも、ホリーを射殺。そして、ロキはアンナの救出に成功。事件は解決。ただ必死で愛娘を捜索していたケラーは、アレックスを不当に監禁・拷問した罪で刑務所行きだかわ彼は行方不明。
ホリーの家宅捜索が終了したある日、ロキは静寂に包まれた庭から微かにホイッスルの音を耳にし、振り返る。
あちゃみ

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