プリズナーズのOkadaMasakimiのレビュー・感想・評価

かなり面白かった、クライム映画の良作だと思う。長いかな？と思ってたけど全く退屈しなかった。

場面展開や伏線の張り方がうまく、ミスリードもあるので最初は情報が整理しにくいが、投げっぱなしもなく、巧みな構成で終盤まで展開の予想がつかないのは秀逸。人物の心理描写も上手い。

また、この映画は信仰や宗教のネタが多数含まれているようで、あまり馴染みがないので鑑賞後に調べて振り返ってみると尚更関心する出来だった。父親と刑事の事件へのアプローチの違いや、事件の結末、犯人の動機などを考えると深みが増して面白い。