ジニョク

黒い下着の女 雷魚のジニョクのレビュー・感想・評価

黒い下着の女 雷魚(1997年製作の映画)
3.8
昭和の時代にトリップよ☆

初早稲田松竹!
デビューいたしました♪

ここは私がいつも行く映画館と違ってオンラインで席を予約出来ない。
窓口でチケットを買う、全席自由席、基本入れ替え制ではない。
そう!
昔ながらの映画館なんです!
改装されたばかりらしいですけど昭和な感じのレトロな雰囲気。

鑑賞デビュー作は『雷魚』


工場地帯を流れる細い運河。
高い煙突からの煙。
人気のない荒んだ朝の景色。

入院中の女は不倫相手に会うためにバッグにナイフを忍ばせ病院を抜け出す。
男は妻が妊娠中なのをよいことに、アドレス帳片手に公衆電話から女たちに電話をかけまくる。
そして2人の男女が出会った時、悲劇が始まる。

タイトルの雷魚。
寄生虫がいるので魚屋さんには嫌われ捨てられる魚。
魚とゆうよりはウツボやナマズに似たグロテスクな生き物。
社会に必要とされていない人間、行き場の無い欲望や人には言えないやましさを抱えている人間の脳や身体にも虫が巣食っているに違いない。

お話し云々よりも、独特の色彩や空気感を楽しむ作品。
ピンクポルノ・ヌーヴェルヴァーグ。
どなたかがそんな事を書いて高く評価していましたっけ。
濡れ場のシーンで私のひとつ隣のお客さんが何かモゴモゴと呟いており、怪しいおじさんか?!と思いきや、明かりが点いてみたらおばあちゃんでした 笑

ここに来る前に美味しいと評判のラーメン屋さんへ行きました!
おススメの通りにネギをたくさん乗せて頂きました♪
美味しかったぁ〜(*´∇`*)

滅多にレイトショーへは行かない私ですが、大満足な夜でした☆



2019年劇場鑑賞12本目
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