韓国版オリジナルのリメイク。
オリジナルがとても良かったので、純粋な興味本位のみで観賞してみました。
「特に観なくてもいいかな‥‥」
結論を先出ししましたが、これが全てです。
細かい設定がいろいろアレンジされてラストも全く違います。ストーリーがわかっている分インパクトが弱いのは当然なんですが、決してそれだけではない物足りなさを全編にわたって感じてしまう、誠に残念なリメイク。
まず、主人公と犯人の心情の奥行きが圧倒的に足りてません。犯行の動機となる過去の出来事もアレンジされていて、オリジナル以上に犯人に同情できない上に、屈折した愛情や狂気がないから薄っぺら。
更に、この作品の最大のオチもかなり無理があり、ラストもあっさりしすぎて余韻も何もない。
荒々しい感情の波が観る者の心を激しく揺さぶる作品性こそが肝だと思うのですが、それが感じられませんので何も心に突き刺さらない。
監禁ビジネスのオーナーがサミュエルだったのは当たりでしたが、もっと"らしさ"があっても良かったかな。
監禁部屋に配給される食事にギョーザがよく出てくるのですが、なぜそこは変えない⁉︎ ジョシュ・ブローリンがギョーザ喰いまくる画は違和感ありすぎます 笑!
せっかくエリザベス・オルセンが裸晒してがんばってるんだから 笑、根本のプロットも変えてしまうくらいのフルモデルチェンジに挑戦してほしかったですね。
観るなら絶対にオリジナルが先!