正直なところ前宣伝を見た時、劇場へ観に行く事に腰の重たさはありましたが、試写会の招待を頂いたので蓋を開けさせてもらう。そして、こうも”してやられた感”を味わうとは。誰もが認める名俳優が、己のプライドを降ろして演ずる姿に本物を感じました。
映画史に残るキャリアを持つこの2人が今になって自身の名作をこんな形でパロる意味、全身タイツを着て笑われる意味、ガチで老体に鞭打つ意味。愛らしいジジイの姿もあれば、ジジイらしからぬかっこいい姿も見せつけてくる。ただそこに映る俺らの姿から何かを感じ取れと訴えかけられているような強いシーンの連続。そして最後の最後にはとっておきの演出。いや、感動しました。こんな感情を覚える結果になるとは予想だにしませんでした。”笑いあり涙ありの感動作”と呼ぶ事に異論なし！
