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プールサイド・デイズのsmithmouseのレビュー・感想・評価

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)
3.3
プールの思い出と言えば……塩素の錠剤拾いで盛り上がったって位のもんだ( ´Д`)。

「注目の従業員"ポップンロック"」

ボーイミーツガール&ヘンナオッサン物として中々の面白さ。(流れ者達がウォータースライダー付のプールに屯してると言う設定がナイス。)

主人公の成長がメインなんで少し出番は少なめだが時の流れが止まった様なプールに住むピーターパン、ロックウェルの存在感は凄い。
ピントのズレたハイテンションで爽やかな三枚目役だけど何故主人公に目をかけるかが分かるとより深みを感じる。
子供相手にマジになる義父スティーブ・カレルの自己中なウザさと高田○次ばりに適当ぶっこきまくる上司ロックウェルの優しいウザさが良い対比。
こういうファッションも心もヌケ感のあるオッサンになりたいもんだ。

ロックウェルの登場は必要最低限なのと最後の方が少し駆け足になり家族の一大事にカタがつかない等、余り物語的に波風の立たない扁平な感じもするけどリアム少年が演じる主人公ダンカンの顔つきが最初と最後で変わるのを見るとこういうのも有りかと思える。
「塗り替えたり改装するならブチ壊せ」という言葉からこの家族の行く末を想像するしかないか(゜-゜)。

なんでこんなやな奴なのにカレルの名前がトップに来てんだ?
もし生まれ変わったらプールでは女の子では無くオッサンとの出会いを大切にしようと思った映画。
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