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やさしい本泥棒のaikidoのレビュー・感想・評価

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)
3.5
クリップしていたけれどまだ観られていなかった作品で、あっくんさんにご紹介頂き観賞しましたが、人間の醜さや優しさを丁寧に描いた映画で、どんなに大変な時代でも優しい人はいるし、血の繋がりがなくても絆があれば家族になれるといった人間ドラマが魅力的な作品でした。
また、厳しく不気味ながらも実は愛情深いローズやユーモアと優しさに溢れたハンスや、友達だけれどもリーゼルが好きなルディ、リーゼルを導くマックス等、キャラクターが魅力的なのもこの作品の強みかなと感じました。

戦争をテーマにした作品ということで、辛く悲しい結末を避けられないのは仕方ないかもしれないですが、この結末は悲しくてやるせく、何度も観たいとは思えないので、厳しめの点数になりました。

印象的なセリフも多く、人間ドラマが見応えありますが、悲しい物語が受け入れられるかどうかで作品の評価が変わる映画だなと思いました。

紹介されていなければ観ていなかったと思うので、あっくんさんご紹介頂きありがとうございました。
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