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ハーフネルソンのkyokoのレビュー・感想・評価

ハーフネルソン(2006年製作の映画)
3.8
ハーフネルソンってどういう意味だ?と思って調べたらレスリングの技の名前でいわゆる「羽交い締め」らしい。

ゴズリングが教師役を演じているのは初めて観たけれど、あんな気さくイケメン教師いたらテンションあがるわ。でもって、ちょっとメンタルにダメージ受けるとすぐにコカインでズブズブになるダメ男の情けない目線もまた良し。

ダンがコカイン中毒であることを知った生徒ドレイは、ドラッグディーラーと繋がる今の生活から抜け出そうとしている。ダンに対して友情というより恋してるようにも見えるのは気のせいかなあ。

相反するもの、革命、歴史の転換期。生徒への様々な角度からの問いかけは、自分自身への問いかけにも聞こえる。
自分は変化を起こせるか?
やり直しはきくか?

寸前でお互いがお互いの身体を引っ張りあげたように見える、静かなラストが良かった。
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