OASIS

ザ・ドア 交差する世界のOASISのレビュー・感想・評価

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)
2.5
子供を事故で亡くした父親が、街の外れで見つけたドアによって別世界に迷い込み、そこで新たな人生を歩もうとする話。
主演はマッツ・ミケルセン。

「交差する世界」と言っておきながら、あっちの世界とこっちの世界が行き来するようなサスペンス的要素は無い。
むしろ、誰が元の世界からやってきた人か分からずに、誰も信じられない男が四苦八苦するような様子を楽しむ映画かなと思いました。
そう思うと、マッツの演技を堪能するには十分過ぎる程の内容でした。
その分、SFサスペンス要素が薄いので緊迫感は無いです。

違う世界からやってきたのは自分だけだと思っていたら、実は意外と近場の人も同じ立場だったりするのは「世にも奇妙な物語」的な話でも結構頻出なので先が読めてしまう所もある。
実際「トライアングル」とか「タイム・クライムス」とか似たり寄ったりの映画もあるので新鮮味は無い。
だが、マッツが演じる事によって表情による変化なんかも深みが増しているように思えて、ドラマとしても良く見えるのは俳優としての魅力に違いない。
良くも悪くも、マッツを楽しむ映画でした。
そしてやはり、北欧の子役は可愛すぎると思わずにはいられない。
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