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まほろ駅前狂騒曲のkunicoのレビュー・感想・評価

まほろ駅前狂騒曲(2014年製作の映画)
3.1
いつも通り、2人で紫煙を燻らす幸せ。
もはや熟年夫婦の佇まいがある便利屋だが、今作では行天の娘の存在を通して、それぞれが自分のトラウマに向き合っていく。

いつも何度でも思うが、町田はあんなに物騒な街ではないだろう!笑
まほろシリーズは、ドラマ化を挟んだことによって少々地に足が付かなくなってしまったと思う。
ドラマと映画の垣根がとても低い続編だと感じた。
バスジャックだとか拳銃ドンパチだとか予算によるスケールの違いではなく、あくまでストーリーが前作(大森監督)と比べて面白くない。大根さんの作ったまほろを引き継いだ印象を受けた。

とは言いつつ、瑛太と龍平パイセンが醸しだすゆる~い雰囲気は最高に気持ちが良い。
更に多田と仰天が愛すべきキャラクターであることもまほろの魅力だろう。
圧倒的信頼度を誇るこのタッグに、私は毎日仕事終わりのマッサージを頼みたい。
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