映画「マダガスカル」シリーズではめっちゃ端役のペンギン4人組を主役にしたスピンオフ、でありながら、「マダガスカル」本編より断然面白いという驚異のアニメシリーズとこの映画。
アニメシリーズは子供が生まれる前から懐かしのDlifeで旦那と爆笑しながら観続けてた。今回映画版がアマプラに出たんで、子供たちに観せるフリして自分が観たくて観た。
かわゆいペンギンたちのせいで動物園での居場所がなくなったタコが、世界規模で復讐を画策する。ペンギン4人組で1番可愛い新人くんの誕生秘話あり。
基本2歳児も安心して観られる内容。うちの子たちはペンギンのチロルダンスにリズム良くついていくタコ軍団とか見て大笑いしてた。大人でも十分楽しめる出来栄えで、映像・演出綺麗だし、テンポいいしアクション派手、ギャグセンス最高でめっちゃ笑える。有名な映画のオマージュもチラホラ。
ペンギンズのリーダーが「無い出口は作るのみだ！」ってかっこいい感じにかまして全員でジェット機からパラシュートもなく飛び出しといて、落下しながら堂々と「やー、ついカッコつけてやっちまった。後の祭りってやつだ」(ドーン)って言い放つとこウケる。
ただのジョンマルコヴィッチにしか見えない愛嬌ある敵役のタコより、10秒もないシーンのペンギンドキュメンタリー撮る人間たちの残酷さにドン引いた。崖の際に立つ子ペンギンたちを「押せ」じゃねーよ！押すなよ！！💢
本作はアニメシリーズと合わせて吹き替えで観るに限る。アニメ版とペンギンたちの声優が同じ。日本語訳と声優技が絶妙。ジュリアンの声優が違うのだけは悔やまれる。英語版だとゲストキャラの敵役がまんまジョンマルコヴィッチ(似合いすぎ)&隠れヘタレエリートの狼役がカンバーバッチ(声渋い)。
