原作はウィリアム・ギブスンの短編小説。
フォックスとエックスの2人は、企業の優秀な人材をヘッドハンティング半分、誘拐半分でライバル企業に売り渡す事を生業としている。今回のターゲットはマース社の天才科学者ヒロシ・イムリ。マース社のガードが厳しい中、サンディというコールガールを味方につけ、ハニートラップを仕掛ける事にするのだが、、、的なお話。
サイバーパンクSFの巨匠ウィリアム・ギブスンの原作なのですが、サイバーパンクっぽさはゼロですね。
サンディに恋してしまったエックスの末路みたいなお話です。
キャストは豪華なんです。
クリトファー・ウォーケン、ウィレム・デフォー、坂本龍一に、なぜか天野喜孝(笑)。
サンディを演じるアーシア・アルジェントも綺麗だし、申し分ないキャストなのですが、全体的に地味なんですよね。
ほぼ全シーン室内撮影でパッとしないのもあるし、後半は前半のシーンやセリフの繰り返しがただ続くだけで、狙わんとする事はわかるのですが、非常にクドい。
それを耐えてようやくラストかと思いきや、説明不足な終わり方のせいでモヤモヤだけが残りました。
JMもそうだけど、ウィリアム・ギブスンの作品の映画化っていまいちなのばかりで非常に残念です。
「ニューロマンサー」の映画化はまだかなぁ。