PANDADA

ミンボーの女のPANDADAのレビュー・感想・評価

ミンボーの女(1992年製作の映画)
3.0
ヤクザの格好のタカリ対象になってしまったホテル・ヨーロッパ。サミット会場候補からも外されてしまい困った総支配人は経理の鈴木とベルボーイの若杉に対応を一任するが全くうまくいかない。そこに救世主の如く現れたのは民事介入暴力専門の弁護士、井上まひるであった、、、という感じのお話。

伊丹十三監督によるいわゆる「◯◯の女」シリーズ。
キャストはいつものメンツですが、だからこその圧倒的に演技力と安定感。
「マルサの女」もそうなんですが、色々と勉強になるような知識をきめ細やかに織り込んで作られていて、観ているだけで引き込まれます。

ちょろちょろと小さなユーモアが仕掛けてあるのも伊丹監督らしい感じがします。

が、個人的には「マルサの女」の方がインパクトがあったなぁと。

最初は上手くいかなくて、プロが来て、少し上手くいったら、さらなる巨悪襲来。土壇場の丁々発止の末に大団円。
と言うパターンは定番は定番だけど、少し先が読めちゃうというか、新鮮味が足りないというか。

それでも確かに面白いんですけどね。

また、他の伊丹監督作品もその内観ます。
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