ギリシャ映画観る
ヨルゴス・ランティモス製作
出演の奇妙だけどヒューマン
なドラマ。ガールズムービー
風なポスターからは想像付か
ない映画で良い意味で裏切ら
れ久しぶりに「好きな映画」
に出会った感じ
動物ドキュメント大好きで人間に興味
無いマリーナは男性経験も無し。
二人暮らしの父は病を抱えているが。
マリーナと父の会話がかなりを占める
余命短い父と娘の物語でシリアスにも
なるはずが固定カメラで正面から絵画の
様に動かない二人を撮るユニークさと
無機質な口調の二人でちょっと変わった
空気感
引きと寄りのタイミングが絶妙で感情が
動く瞬間を見事に捉えてる。そこに青空
と海のギリシャの風景を時折織り込んで
重くないけど軽くもない不思議な空気感
何よりこの不思議な空間でのマリーナは
お父さんが大好きで父は娘を残すのが
心配でしょうがないのが痛いほどに伝わ
るのがとても良い。
で､ジメジメしてないのが最高に好き
父娘がメインでもエピソードの端々に
ＳＥＸがオマケの様に付いてくるのは
死期近い父と生の対比ですかね。
予告だとオマケの方が強めでしたけど
マリーナと男性経験豊富な親友とのこ
れも奇妙なダンスが何度か入るけど
父との時間とは別な側面も見せるのと
作品自体に奇妙さを増してるのでこれは
これで面白い
醒めてる様でとても熱そうだけどやはり
醒めてるのかもしれない。
このアンバランスがたまらなく好きだな
