猫とフェレットと暮らす人

ジャージー・ボーイズの猫とフェレットと暮らす人のネタバレレビュー・内容・結末

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

観た後には「シェリー」のメロディー頭の中でループしまくる、丁寧に作られた伝記ミュージカル映画。

ミュージカルだが、ミュージシャン達の映画で主人公が歌手なので、歌うことが当たり前のミュージカルなのがとてもしっくりくる。(突然歌い出さないw)

監督のクリント・イーストウッドのまじめさがにじみ出ている演出ですごく引き込まれる。

俳優さんが映画の視聴者に語りかける演出も好き。
これが、「第4の壁」を越えるってことなんだね。
この映画を観て皆さんのレビューを拝読し、この言葉を知りました。
俳優さんの髪形が歳を取ることに変化させていく演出も好き。
主人公のフランキー・ヴァリを演じているジョン・ロイド・ヤングの歌声もうっとりするし、この人はこの映画の基になっている、ミュージカルに送られる最高栄誉のトニー賞を受賞した作品の俳優でもある。

バンドが演奏するシーンは楽しかった。あのダンスも可愛くて素敵。

ただ、1960年代の物語なので、私は生まれてないから、そんな事があったんだね。
たぶん、当時よく聞いていた世代には胸アツってのがいっぱいあったと思う。最後のフランキー・ヴァリとトミー・デヴィートの握手とか名シーン。
そういう世代に観てほしいなぁ。

でもでも、曲は聞いたことあったんだよね。音楽ってそういう世代を超えるところも好きだなぁ。

エンディングでのミュージカルも舞台を観ている感じで出演者勢ぞろいって感動的で良かった。

あと、フランキー・ヴァリがお年を召してからステージ立って歌ってる映像もYouTubeなどにはあるので、観てみると、すっごいってなりました。
何がすごいって、フランキー・ヴァリの歌声もすごいし、この映画で演じてた俳優ジョン・ロイド・ヤングの同じやん!ってなるすごさ。

映画ってそういう後日談とか映画本編以外のところにもストーリーがあるから好き。