ミーハー女子大生

コードネーム U.N.C.L.E.のミーハー女子大生のレビュー・感想・評価

コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)
3.0
ガイリッチー作品、スパイもの、60年代ドラマリメイクなどなどたくさんの期待要素が詰まっていて、口コミの高さも相まって、楽しみに鑑賞したのですが、期待しすぎたのかも。

スパイものと言うにはスリルもサスペンスもなく。
アクション映画というほどアクションしてたか?というレベルで。
特に良質の同ジャンル映画も揃っているので、比べるつもりがなくても、無意識に目は比べてしまう。

独特の画面構成も、ホームズ映画などと違って特に謎らしい謎もないため、ただ編集をおざなりにして詰め込んだだけにしか見えない。
どのようにシーンを削り落としてスマートにするかという編集に多くの映画クリエイターが頭を悩ませているだろうなかで、その努力すら放棄してるようにしか見えなかった。
肝心な「どのように障害を突破するか」を完全にごまかしている。
そういうサスペンスを作らずして何を撮りたかったのか。
クライマックスのチェイス?何がどうなってるのか意味不明で眠くなった。

この内容でこの高評価は・・ちょっとありえないかな。
他の良質な映画がかわいそうです。
監督の固定ファンや俳優さんが大好きな人など、偏ったレビューしか受けていないのではないか、という印象。
アメリカでの興業成績が振るわなかったということだけど、そりゃそうでしょう。
それこそが妥当な評価だと思います。
せっかくのドラマのリメイクだというのにこんなになってしまって、それが非常に残念でなりません。

ストーリー 3
演出 2
音楽 3
印象 3
独創性 3
関心度 4
総合 3.0