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リトル・フォレスト 夏・秋のdarumaのレビュー・感想・評価

4.5
もっ超に向けて三浦貴大さんweek展開中。これフィルマの高評価わかりすぎる…!まず映像がめちゃくちゃいいんですが(さすが制作ROBOT)、ただの雰囲気ムービーじゃなかった。命をちゃんと扱ってる、結構衝撃。伊達に橋本愛ちゃんじゃなかった!(彼女はそういうイメージ。芯のある方)

もうこの短評だけですべて伝えてる感もあるんですが、とにかく風景が綺麗。これはご当地(自然)の勝ちですが、ROBOTって海猿などの大作を撮ってて空撮とか移動撮影とかが凄いイメージがありまして、まさに!カメラワークもめちゃくちゃ良。冒頭だったかな?自転車で走るシーンを後ろから追いかけている感じとか、凄い臨場感で一気に引き込まれます。

リトル・フォレスト=小森 だったんですね…!全然内容知らないで観始めたので、どしょっぱにその説明があってウケてしまった(すみません!)最初は安直なネーミングだな…と思いましたが、これ冬・春編もありまして、すべて観るとまさに!このタイトルがしっくりきます。

ずっとこの村(村、と呼んでいいのかな?町かな)だけで話が進むのかと思いきや、主人公の背景がチラッチラッと出てきます。それもいい。

ほぼ橋本愛ちゃんで進んでいきます。なので、三浦さん目当てに観た私としては、おおそういう感じなのね…と思いながら観ていましたが、物凄くキーになる事を三浦さんが言います!(嬉)
その台詞が刺さりすぎた…
そのまま書き写そうかと思ったけど(いやネタバレじゃん!でもネタバレってほど本筋にはつながってないかな?でも根幹かも)、これは是非観て体感して欲しい。

結構ショッキングなシーンがありますが、これを真正面から映してるのが凄い。(これはカメラの向きっていう意味じゃなくて、伏せないで堂々と挑んでる、という意味で。でもオブラートに包んでいる感じなので、身構えなくても大丈夫)

凄く大事なことだと思う。

三浦さん目当てだったけど橋本愛ちゃんも好きなので、凄く見応えあった。
彼女ほんとに綺麗…眼福すぎた。

すこーしですが、松岡茉優ちゃんも出てきます!
演技達者集めてる感^^
(でもこれ撮影した当時はきっとあまちゃん繋がりだったんだろうなぁ…と思う。公開が2014で、舞台が東北なので)

特筆すべきは本作、夏・秋編なのですが、夏と秋の間にエンドロールが入ります!(衝撃)夏編の終わりと、秋編の終わりにエンドロールがあるという事なのですが、最初ビックリしました。てっきりドラマを劇場版に作り替えた(繋いだ)のかな…?と思いましたが、そういう訳でもないみたい?
エンドロールのFLOWER FLOWERの歌がまためっちゃいいです!シーズン毎に違う曲がかかります。

冒頭に製作委員会に参加している企業名がずらっと出て、メインが松竹で電通が入ってたので、ハズレかな…?と危惧しましたが、杞憂でした。
(冬春編も観たので、そちらまで観ると何となくわかりますが…)

食べる
働く
食べる
働く
そしてまた、食べる…

生きるって、そういうシンプルな事なのかも。

(全然関係ないけど、ドラマ「週休4日でお願いします」を思い出した…「食べる為に働いているのに、食べる時間が無いっておかしくないですか?」みたいな台詞があるんです)

でも、中途半端な田舎に住んでいて、中途半端に欲望もあって、エンタメから離れられない私には無理だ…と思いつつ。憧れ、だね。

とにかくめっちゃいいです!!おすすめ。
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