はち

紙の月のはちのネタバレレビュー・内容・結末

紙の月(2014年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

吉田大八監督が大好きで公開日に映画館に駆け込み鑑賞✴︎

既婚者であり、真面目でお堅い性格の銀行員女性が、
若い男性にハマってしまい必死がゆえに、
今の時代ならば到底通用しないようなチープな詐欺行為をはたらきまくってどんどん落ちていく様が物凄く面白かったです。


池松壮亮と宮沢りえの電車での会話のない目線のやりとり、

老人の顧客様に色仕掛けが通用しなかった時のなんとも言えぬ緊迫した空気感。

詐欺行為が全面にバレてしまい窓から走って逃げるシーン、
それをなんだか呆気に取られて見ている小林聡美のすこし羨ましそうな目、

全てにおいて面白かったです。
大人のくせに無茶苦茶じゃん、ってなるのがまたよかった。

なんだってできちゃうよって言われてる気がした。
はち

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