引退したキアヌ・リーヴス演じる凄腕の殺し屋ジョン・ウィックの壮絶な復讐劇を描いたクライムアクション。
「触らぬ神に祟りなし」
この一言に尽きる映画。
大事な愛車を盗まれたことと、亡き妻から託された犬を殺されたという2点
のみでロシアンマフィアを潰しにかかるジョン・ウィックも凄いが、ロシアンマフィアもなかなか気の毒だ。
ガンフーと銘打たれたアクションは、キアヌの華麗なガンアクションが冴えている。肉弾戦で多少もたもたする以外は素晴らしい出来栄えである。
もう少しキレが欲しいところだが、キアヌも53歳になるのだから十分及第点だ。超人的な殺し屋を演じるのは厳しいだろう。
重症なのに2粒飲むと回復する謎の錠剤と、一枚渡すと全てが解決する謎の金貨は笑えた。なかなかの非日常感である。
続編にも期待できる観て損は無い一本。
(2018/6/30)