「なんだ映画だったの、海外ドラマ見てるんだと思ってた」途中から付き合って見てくれた家人のこのセリフが本作を最もよく表していると思う。特に女優陣がいただけない。美人顔を並べすぎてしまっているのだ。これ一昔前のアメリカの連続ドラマに見られたダメなところであると思うな。
ストーリー自体も割とありふれたもので、タイムリープもののクリシェといってもいいかもしれない。どうにでも面白く出来そうなラストのツイストもパッとしない。
それでもアンソニー・ホプキンスを愛でるためのだけでも十分に鑑賞する価値がある。コリン・ファレル、ジェフリー・ディーン・モーガンもちろん名演なんだけど、ストーリーのキーにもなっているアンソニー・ホプキンスの微笑み方が、もうたまらないのだ。
上記3人の名優たちの演技というかそれぞれに個性を極めた顔つきを味わうのがよろしいかと。