えこれむちゃくちゃ面白いじゃん。点数引きすぎじゃないか。ちょっとストーリー設定が綺麗に整いすぎているところはあるが、相当良く練り込まれてた傑作だと思うけど。
ホラーとして見ちゃダメ。怖くないしグロもありきたり。それだと点数が低くなる。これはむしろ風刺スラップスティックコメディとしてみるのが正解だよ。
メンヘラあけの主人公を筆頭に、経済発展革新おばさん、老害じいさん、環境問題第一おばさん、コンプラねーちゃん、タバコアルコール依存症ばあさん、頭からっぽパーティー兄ちゃん、そしてエゴむき出しの目玉が怖いヒステリックヴィラン。キャラの振り分けがそれぞれ設定しすぎてて、ちょっとできすぎな感じ。その設定をなぞった殺し方がいろいろ大喜利で笑える。家の外に仕掛けたトラップもそこまでするかの準備万端でよし。要するにこれ、逆「ホームアローン」なのだよな。
ショッピングモールを万博とかオリンピック、もしくは原発に置き換えてみるといい。そのあまりにジャストにはまった置き換えが空恐ろしくなるから。
同じスウェーデンのリューベン・オストルンドの正統に低予算化した路線とすら思う。ちょっと真面目すぎるけどね。