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知らない映画だっかけど、結構良かった!
と言うより、惜しいよ、名作にもなれたのに(・_・;
ある一点の大きな欠陥の為、そこまで至らなかった。勿体ないわ〜
お話知らない人も多いと思うので、簡単に紹介。
都会を離れ隠居生活をしている老詩人。国民的文学者である。
彼の元には彼を師、勝手に父のようと慕う作家見習いの若い男が、生活の世話を全て引き受けている。
若い男は最近大衆小説を出し、そこそこ売れ出した。
そんな高校生のウンギョが老詩人の家のお手伝いとして雇われる。
天真爛漫なウンギョに老詩人は徐々に惹かれていく。彼女もまた物事の本質を見つめる老詩人の言葉に傾倒していく。
しかし、若い作家は二人の関係をよくは見ていない。作家と老詩人との間には、重大な秘密があるのだ!
物語は、ほぼこの3人だけによって進行する。
ウンギョは恵まれない家庭に育っているようだが、描写としてはない。ここら辺の処理の仕方はなかなか巧みである。
若い作家は二人の関係を嫉妬する。嫉妬の裏側には彼の拭いきれないコンプレックスがあるのだ。
しかし、その嫉妬心は、ブーメランのように老詩人を襲う。
ドラマチックな展開と、2人の年齢を超えたピュアな関係がマッチしていて、まずまず見応えもある。
さて、この映画。惜しいところで金星?を逃した原因は、はっきりしている。
これを観た人の多くが感じるであろう違和感。
この老詩人を若い俳優さんが老けメイクで演じているのだ。
ストーリーとして、一箇所だけ、老けメイクで出ている意味が分かる場面があるのだが、それ以外は違和感しかない。
訳の問題で、ウンギョは詩人を「おじいさん」と呼ぶ。
しかし、この老けメイクが安っぽいのである。バラエティの再現ドラマレベル。
たとえるなら、松坂桃李や生田斗真が安い老けメイクで登場する感じ。
ウンギョが気持ちを込めて「おじいさん!」と呼びかけるほど、違和感が増していく。ジレンマ。
ウンギョを演じる女優さんが自然な感じで好感度よく演じて、しかも、濡れ場まで体当たりでやらせたのに、
なぜ、老けメイク、しかも安手の?と思わざるおえない。
これが國村隼あたりが演じたのであれば、ラストでちょっとないちゃたかもしれない。
老いたら恋もできないのかな😭