シャン・チーのレビューを読んでいて、そうか俺は監督のことをまるで気にしてなかった。
と過去作を確認したら『黒い司法』(2019)だけ見ていて、自分コメントにいわく誠実だがそのせいで地味。あとブリー・ラーソンの無駄遣い。
はあはあなるほど。かーらーのー(オークワフィナいうところのooooorr?)
いやー良い。とても良いんだけどディレクターズカット版はもっと闇落ちエンド、ってIMDbに書いてあって俺そっち要らないわこれがいいわー。って思いました。
以下は余談。
レオポール・ショヴォ「年を歴た鰐の話」(1923、日本紹介は1939)におけるワニとタコがこの映画ではサメとタコとして流用されており、元の童話はワニのその後も含めた哲学というか屈折した陰影が濃い話なのでこのシンプルかつ端的なアレンジはいかにもアメリカン。
……というか、たまたま知ってたからこんな感想を書くハメになるわけで、クレジットもせず扱うのは感心できない。アレンジを加えたリトールドだから、とか作者没後70年経過でパブリックドメインだから、とかそういう問題じゃないんだよ。
その辺のキズ(ですよね。事情があるなら教えてくれ)を含めてもなお圧倒的に良い作品であることに変わりはないので、なんかね、余計なことを知ってたおかげであきらかに俺だけが損してるじゃねーか。とフクザツな顔に。
