レオピン

パディントンのレオピンのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
3.3
このクマかわいくないわー

コイツ、冒頭から<嵐のような>という性格どうり、行動がおおざっぱですぐにモノを壊すわ部屋をメチャクチャにするわ、そこがちょっと外見の澄ました感じや丁寧な言葉使いとのギャップを生むんだけど率直に言って好きになれない。

話はパディントンのロンドン上京物語。細かい伏線もバッチリ回収しているがどうにも心踊らない。世界に入っていけなかった。

やたらと異邦人に対するロンドンっ子の懐の深さみたいなものをアピールしていた気がするが本当か。別にリアルな移民とか差別とかテロを無理矢理パディントンに詰め込まなくていいけど、映画に出てくるのは上流家庭や小奇麗な街ばっかなんで、そこがね。

ま、良かったのはクマの毛並みの表現。あのフサフサ感。CGの進化。アニマトロニクスの表現。見るべき所はそこかと。
あとはニコール・キッドマン。深謀遠慮で作品選びしてるくせに、これにもササっと出ちゃうところはさすがですな。

やっぱし同じクマなら、みんなのうたの「ぼくはくま」が好きだー

(2019.7)
レオピン

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