ガブXスカイウォーカー

パディントンのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

パディントン(2014年製作の映画)
3.5
こういう他人さまに迷惑をかけまくる主人公は「お前いますぐ死ねよ!」と思って楽しめないんだけど、本作はなかなか心温まる作品であった。
凝りまくった映像も素晴らしい。
また特筆すべきは名女優ニコール・キッドマンの怪演であろう。映画賞に何度もノミネートされいくつも受賞しているのに、よくこんな滑稽な悪役を引き受けたものだと感心する。
ぜひご家族そろって観賞することをお薦めしたい。

話題集めに有名人を起用した日本語吹替版は大嫌いなのだが、本作の松坂桃李(パディントン)、木村佳乃(ニコール・キッドマン)、古田新太(ヒュー・ボネヴィル)、斉藤由貴(サリー・ホーキンス)、三戸なつめ(マデリン・ハリス)はみんなプロの声優にはない味があって実に良かった。
なお『パディントン2』では斉藤由貴は続投決定していたのだが、その後の不倫騒動のため降板となり、サリー・ホーキンスは声優の石塚理恵があてている。