ピッツア橋本

アメリカン・スリープオーバーのピッツア橋本のレビュー・感想・評価

4.4
“僕等は恋人か友達か?彼らははしゃぎながら答えを朝まで持ち越した”

進級する前の夏休み。アメリカの高校生たちの“お泊り合宿”をテーマにした恋と友情の青春群像劇。

ただ、このお泊り合宿の定義がかなり広く、野郎達でバカ話し続けるグループもいれば、ちょっとHでキナ臭い女子会をやるグループもある。
はたまた未成年なのにビアパーティもあれば男の子と女の子が秘密に出会うスポットもあったりして割とスリリングでアダルト。
とにかく10代たちが若さに身を任せてねれない夜を徘徊する。

それぞれのグループからキャラクター達のエピソードがスイッチングしていき、最終的には同じトーンだけど、各々の青春の甘酸っぱさを感じられるストーリー構成になっている。

とても程良い!

一つ一つのエピソードに可愛らしさと歯がゆさ、懐かしい痛み、故に大人になった今観るから感じる苛立ち。

おい金髪ピアスの女の子、ガーリーなんだけど結果イラつかせるな!
青年、そこまで頑張ったんだから何も考えずにそいつとキスしとけよ!

とかとか、感情移入のツッコミをいっぱいしてしまう中年の私です。

日本にもこんなステキなバランスの夏休みを過ごすエリアはあるのかなあ?
北関東か埼玉エリアかなあ、とゲスな事を考えてしまう苦笑

程よく肌に馴染む青春映画でした。
ピッツア橋本

ピッツア橋本