Dumbo

マダム・イン・ニューヨークのDumboのレビュー・感想・評価

4.6
ずっと観たいと思っていた映画。
GYAO!で配信されていたので2回観ました。
他のインド映画でもそうですが、インドでは日本よりもっと女性の地位が低く、尊重されていないことに、いつも胸が痛みます。この映画の中でも、夫や娘の態度や言動は酷すぎて辛かった。
そしてもう一つのテーマは人種差別。ニューヨークの街で様々な嫌な思いをするのは、単に英語ができないからというだけではなく、人種差別もあるのでしょう。
同じ思いを抱えて集まった英語スクールのクラスメート達は、お互いの気持ちがわかる事もあって、みんなとてもいい人達。偶然に出会ったいろんな国から来た人たち。インド映画好きな方は気付かれたと思いますが、クラスメートの中のもう一人のインド人の名前が「サルマン・カーン」で笑ってしまいました!
スクールの先生もとてもいい人で、この先生はゲイであることで、マイノリティの問題にもさりげなく触れられていました。人種や考え方や好みが違っても、心の痛みは皆同じだということ。

 「欲しいのは 尊重されること」
 「自分を助ける最良の人は 自分」

主演女優のシュリデヴィが美しい。着ていたサリーも、どれも美しい。
結婚引退後、15年ぶりの女優復帰作品だったそうですが、2018年に旅先で急逝された事を知ってとてもショックです。まだ50代の若さだったそうです。彼女の映画がもう観られないなんて、残念でなりません。
Dumbo

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