OkadaMasakimi

ヘラクレスのOkadaMasakimiのレビュー・感想・評価

ヘラクレス(2014年製作の映画)
3.0
普通だったけどちょっと小粒に収まってしまった感がある。
いわゆるアクション系の、あまり内容に期待しないタイプの映画なのに、それにしては戦闘も特殊効果も吹っ切れてない感じは否めない。

良かった点は、いい意味で裏切られた内容だったことかなと思う。当然ギリシア神話の話なのだと思いきや、かなり人間的だった。現実的というとツッコミどころが多いが、神話の生物は幻覚や噂で留めているし、ヘラクレス自体が超人だがあくまでただの強い人間として描かれており、仲間の扱いが想像以上に重要だった。特にプロローグの偉業が本編を経て、エンドロールで上手く伏線回収されている点は、全体を通して一番良かった部分だと思う。

個人的には、どんなに内容がダメでも神話の幻獣と戦ったり、神々が出てくる方が好みなので、少し残念ではあるけど面白い切り口だと思った。
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