ノラネコの呑んで観るシネマ

メイズ・ランナーのノラネコの呑んで観るシネマのレビュー・感想・評価

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)
4.2
巨大迷路に閉じ込められた、若者たちの冒険譚。
期待以上の出来だった。
観客を主人公と共に、いきなり非日常に放り込む事で情報を遮断し、少しずつ世界観の謎を開示していく「LOST」的筋立ての面白さに、隔絶された若者たちの確執はライトな「蠅の王」的味わい。
迷路の謎を解くプロセスは案外あっさりだが、見所は多く、テンポも良く飽きさせない。
三部作の一作目で、話は例によって途中で終わってはいるものの、一応の達成感も演出されている。
とりあえず次を早く観せて欲しい。
主人公役のディラン・オブライエンは、どことなく故ポール・ウォーカーの若い頃っぽい。
ところで昔、似たような巨大迷路をさ迷う日本のテレビドラマがあったんだけど、あれなんだっけかなあ。