みや

人狼ゲーム クレイジーフォックスのみやのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

拉致された12人の高校生が強要される命懸けの人狼ゲームで、最後まで生きてさえいれば一人勝ちとなる『狐』となった女子高生を中心に描くシリーズ第3弾。

この状況下で人生初の一目惚れするという乙女ゲームでも無いような唐突なスタート。これには驚いた。
主人公は二回目参加者の狐。『狐』という役職は聞いたことがなかったので、どういう動きをするのかが全く読めなくて期待していたのだけど、最後まで観ても勝ち方が分かりにくいし、運の要素が他より多すぎる気がして、あんまりピンと来なかった。
二回目参加者率が高かったり、序盤で人狼が誰なのかが分かったり、同じテーマでありながら上手い具合に変えている。これは地味に凄いところだと思う。それだけ「人狼ゲーム」そのものが発展性のあるものだというだけで、=映画の凄さじゃないのかもだけど。
途中まではハラハラして今回も面白かったのに、最後になんで人狼の子が自分を犠牲にしても狐の勝利にしたのかが分からなくて、そこが不満として残った。

首輪がグレードアップしているつもりなのだろうけれど、玩具みたいで安っぽくなってしまった。今までの方が良かったと思う。直接手を下さないのも盛り上がりに欠ける。
役者さんたちの演技の質が下がっていたのも残念。それぞれのキャラが過剰で嘘くさい。人狼のもう片方は本郷奏多くんっぽくて好きだった。
みや

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