あの夢見がちなウェンディも2児の母親となった第二次大戦下のロンドン。
混乱する状況の中ですっかり夢見る心を失い、超現実主義者となった娘“ジェーン”は、ネバーランドで夢や魔法を信じられるようになるのか…?
名作アニメ『ピーター・パン』の続編。
有名な『ピーター・パン』の続編ということですが、時代背景は第2次世界大戦のあたりで、ウェンディの娘、ジェーンが主人公です。
ちなみにジェーンの日本語吹き替え版の声は上戸彩さん。
「信じる心」と「妖精の粉」
そんなの信じるだなんて馬鹿げている…という様な現代っ子らしい子供を軸に話は進んで行きます。
「ディズニーめ、作りやがったな」と思ったら、原作もこんな感じだとか。
とりあえず1からの変更点がけっこう目立ちましたね。
インディアン出てこず、トーテムポールで終了。
人魚たちはウェンディのときはいじめてたのに、ジェーンのときは大歓迎。
フック船長の敵はワニからタコへ。
迷子たちはロストボーイズに。
そしてティンクのきらきら度が前作よりアップしているのと、ピーターパンの前作までの残虐性がなくなっている(あとちょっと顔がイケメンになってる)。
ウェンディは大人になった形で出演しています。
ぶっちゃけ、この話のメインはウェンディの子ども、ジェーンではないと思います。
「仲間を信じる心」
大人になっても信じてるウェンディは素敵☆
大人になっても、母になっても、ピーターパンと旅をしていた時のままのウェンディが最高です。
『夢を現実にするのは人間である』とのウォルト・ディズニーの言葉が思い起こされる。
一番最後のシーンで思わず涙が・・・。
オトナになったウェンディと、変わらないピーターパンの対比が少し切ないけど、それでもラストはよかったなー。
むしろ子供より大人が見ると感動するのかもしれない。
昔は空を飛べたウェンディと、けして大人にならないピーターパンと、なんにでもなれると思っていた子どものころの自分と、いろんな思いが混じって切ないような懐かしいような気分になりました。
こういうのをセンチメンタルというのかな?
年をとるってこういうことか。。。
結婚して将来生まれてくるであろう子供と一緒に観る予定の映画です。
そんな機会、一生来ねぇよなんて言わないでくださいね。