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マジック・マイクXXLのGreenTのレビュー・感想・評価

マジック・マイクXXL(2015年製作の映画)
1.0
全く面白くない!これの続編があるなんて信じられない。

マイク(チャニング・テータム)は、カスタム家具屋になってストリッパーは卒業したのだが、昔の仲間たちは、リーダーのダラスに捨てられ、メイル・ストリッパーのコンテストを最後に引退を考えている。マイクはストリッパー時代のパッションを思い出し、自分も参加することにする。

で、話はこのコンテストが行われるマートルビーチまでのロードトリップと、最後コンテストでのフィナーレ!ってそんだけの映画なのだが、ま~このロードトリップがつまらない。

この映画観ようと思ったのは、ビッグ・ディック・リッチーがコンビニで踊るシーンの予告編がめっちゃ面白かったからなのだが、あれとチャニング・テータムが仕事場で踊るシーン以外は全く面白くなかった。

1作目はストリップのシーンは全部良かったように記憶しているのだが、今回はこの2回だけで、その後黒人ばっかりのストリップクラブなんて全然面白くなかった。

あ!そんでこの黒人ストリップクラブのオーナーがジェイダ・ピンケット=スミス!!!でチャニング・テータムのラブ・インテレストがアンバー・ハード!毒女映画ですか?!二人とも代役らしく、ジェイダは元々ジェイミー・フォックスに話が行ってて、アンバー・ハードの役はマーゴット・ロビーだったらしい。

あとアンディ・マクダウェルとエリザベス・バンクスも出てた。仕事ないのか。

で、ストリップの合間にバスでの会話シーン、ビーチでの会話シーンとかって会話シーンがあるんだけど、すっごいつまらない。なんの話してんだかわかんないし、ってかわかりますよ、概要は。でも脚本と言うよりは、本当にアメリカ人のああいう、大人数での会話?ああいうパーティとか行くとダラダラしゃべっててつまらない、そのままなんだもん!

でこの会話のシーンにほとんど音響がないのも、シラケる理由なのよね。病院のシーンなんて普通バックで「ピーピー」って器材の音がしたりするもんじゃない?そういうのが全然ない。音楽もない。多少あるときもあるんだけど、音響めっちゃヘタクソで臨場感がないんだよ!

ほとんど苦痛。

で、ストリップのシーンも盛り上がらないしなあ。それじゃあなにも見せ場ないじゃん!

よーするに、ダラスの新しい商売に連れて行ってもらえなくて、トシも取ってくるし、引退だなあ、でも辞めてどーすんの?っていう焦燥感と、今までダラスに押し付けられてきたイメージじゃなくて、自分のやりたいストリップを最後にやろうよ!ってそういう話なんだろうけど、全然可哀想にもならないし「がんばれ~」って感じにもならない。

で最後フィナーレが、ほんっとにつまらない。このコンテスト自体が、ドキュメンタリーかよ!ってくらいつまらない。リアリティショーみたい。普通映画って、編集できるから面白いとこだけ繋げて面白いカットばかりですっごい盛り上げられるはずなのに。

あと各ストリッパーの「自分らしく」の演出がすごくつまらない。そりゃあダラスに置いて行かれるよ!ダンスが面白いのに、あんまり踊らないし。

アンバー・ハードも最後ストリップのステージに上げられるだけの女だった。選ばれて「ええ?!私?いや~恥ずかしい!」って演技が下手!そんな女じゃないってバレてるし。ジェイダ・ピンケット=スミスがアンバー・ハードを壇上に上げる2ショットを観て「おお~!!2022年の2大ビッチの共演!」とそこだけ感慨深かったなあ。
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