純アメリカンな映画なのでは？と知識もなく勝手に思っています。
国に仕えることへの盲目性、もはや執着？がちょっと感情移入できずでしたが、
映画全編に漂う緊張感が素晴らしかったです。
観た人がリアルだ、と錯覚するようになっているなと(イラク戦線を“知っている”のは80年代の若者がギリ)。
帰還できることの喜びと、戦線での痛烈な体験。
まるで麻薬のように、戦争によって蝕まれる精神。
繰り返される帰還と従軍を経て、
圧倒的な戦場での濃密な生死の駆け引きに染まった軍人はどこにいきつくのか。
実在の人間を描いたからこそ、
この映画の説得力は凄まじいですね。
個人的にわかりやすく、英雄讃歌な映画で終わらず。
主人公の変化を丁寧に描いてるからこその、反戦映画ともとれる印象を残せてるように思えました。
