スウェーデン発のブラックコメディ映画。
昨年『逆転のトライアングル』でパルムドールを獲得した監督の2014年カンヌ「ある視点」部門・審査員賞受賞作。物語は、フランスのスキーリゾートに休暇を過ごしにやってきたスウェーデンの4人家族が、雪崩に遭遇したことをきっかけにおかしくなっていく様を絶妙な視点と展開で描いていく。正直派手な展開はなにも起きないけど、カップルや夫婦で見ると倍面白いと思う。一見男の愚かさをこれでもかというほどリアルに描くブラックコメディかなと思いきや、ラストは女性すらをも巻き込む皮肉すぎる人間讃歌。
ちょっと調べたら鈴鹿央士がメンノンの連載で取り上げてて流石だった。とかよりもこの渋すぎる映画をアマプラのサービスにのっけることを決断した同僚を褒めたい。なにも話題になってないの勿体無いよ。
